2011年3月24日木曜日

宮沢賢治の手紙

「われやがて死なん 今日又は明日
あたらしくまたわれとは何かを考へる
われとは畢竟法則の外の何でもない
からだは骨や血や肉や
それらは結局さまざまの分子で
幾十種かの原子の結合
原子は結局真空の一体
外界もまたしかり

われわが身と外界とをしかく感じ
これらの物質諸種に働く
その法則をわれと云ふ
われ死して真空に帰するや
ふたゝびわれと感ずるや
ともにそこにあるのは一の法則のみ
その本原の法の名を
妙法蓮華経と名づくといへり

そのこと人に菩提の心あるを以て菩薩を信ず
菩薩を信ずる事を以て仏を信ず
諸仏無数数億而も仏もまた法なり

諸仏の本原の法これ妙法蓮華経なり
帰命妙法蓮華経
生もこれ妙法の生
死もこれ妙法の死

今身より仏身に至るまでよく持ち奉る」

彼が亡くなる4年前の詩である。

0 件のコメント:

明日は白井貴子さんのアコースティックミニライブ

明日、きっと快晴のヨコハマ。桜は少し早すぎますが、80個の特製ランタンで雰囲気最幸のはず。 17時半から18時、野外ステージで白井貴子さんによるアコースティックミニライブを行っていただきます。1月の大盛況のコンサートを思い返すとさくらまつりでのご出演、申し訳なく思いますー。 千載...