13日から夏期参詣が始まった。今年も、一番暑い季節に行われる夏期参詣。毎朝、たくさんのお参詣者と一緒にお看経できるなんて、なんて嬉しいことだろう。
社会情勢も混沌としている。解散・総選挙の「予告(?)」もあったし、円高と株安が急速に進んでいる。ここにきて、インチキな情報が世界を駆けめぐっている感もある。しっかり、良好な視界を保って、覚悟をして過ごさなければ。政治でも経済でも、一般的には見え隠れするだけだが、今やなりふり構わぬ狂気の沙汰が横行している。インチキどころか、何でもありの様相。いつも言っていることだが、極めて厳しい状況を前提に、備えておかなければならない。
来年、日本は大インフレに陥る可能性もある。公的資金の注入でゾンビ企業と「土建立国」当時の企業もギリギリの息を吹き返した。せめて、この猶予期間に、経営者らが死にものぐるいで為すべきことをしたならいいが、多くはわずかな延命処置、その日を先延ばしにしただけになっている。やはり、実体(?)経済と雇用の悪化などは、来年本格的になるのではないかと思ってしまう。
ここまでくると、昨年の9月に解散前提で誕生した麻生政権や自民党や官僚トップらは、合意の上でないにしても、一度民主党に政権を渡すことを前提に「バラマキ」をしたのではないかとさえ思ってしまう。つまり、民主党に政権を譲らざるを得ないことは自明のことで、それならば民主党政権になって、1年弱で世論が沸騰して民主党が政権を投げ出さざるを得なくなるように、時限爆弾をセットしたのではないかとすら疑ってしまう。そのくらい、これまでの政策は、来年には効力を失う、あるいは延命や先延ばしによって様々な指標の悪化は来年度にずれこむ。はたしてどうなるか。
とにかく、負けるわけにはいかない。誤魔化されるわけにもいかない。悲観的になって気力を失うのではなく、危機感を力に変えて、泥臭くても、コツコツと手を打ち、戦略を練り、立ち向かわなければならない。立正安国論上奏750年の年。こうした混乱や困難を、「今年でよかった」と思えるようにしていただきたい。つまり、お祖師さまの教えによって、これほどまでに事前に危機感を抱かせていただけたこと、それによってフンドシを締め直して何事にも立ち向かえたと言えるようにしなければならないと思う。
日曜日の夜には野崎家のお通夜のご奉公があり、月曜日には告別式となった。月曜日の朝から夏期参詣がはじまった。この厳しい修行により、おはからいをいただかれる方々が大勢おられるはずだ。月曜日には各教区から上半期のご奉公報告もお聞きした。各教区丁寧にご報告くださった。御正当年でもあり、一つの教区で7~8のお教化が成就したとのご報告が有難かった。
今朝は、夏期参詣の特別ご奉公として、住職の日程を事務所前に張り出し、個別にフリートークができるようになった。空いている時間を全て書かせていただいて、いろいろなご相談やお話ができる。御正当年だからこそ、ご信者ではない方でもお連れいただきたい。
とにかく、夏期参詣がはじまった。本気で、挑んでいただきたい。
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