2009年7月11日土曜日

嬉しいご奉公。初参り

 今日は、亮太くんの初参り。初参りのご奉公は、本当に久しぶり。あまりにも久しぶりで言上文などを法要前に確認したほど。それにしても、無条件に嬉しいご奉公だ。
 生まれてくる命。それを迎えるご両親。ご親族。御法さまに御礼を言上するとともに、これからの無事養育成長をご祈願させていただく。強く、明るく、正しく、と。御法さまのお見守りの下で、健康にすくすくと育っていただきたい。本当に、まずは健康に。そして、いい子に。
 よく言われることだが、日本人にとっては、生まれた時は神社で初参り、結婚式は教会、お葬式だけお寺というのが多いケースらしい。これが一般的だというのだからスゴイ。最近は、一神教の信仰と比較してか、そういう風潮を「日本人はそういう曖昧さがいい。八百万の神を敬う」という人もいる、いや、一神教的な発想ではなくても、神社、教会、お寺と流れていくだけではダメだと思う。本当のお寺は、死んだ人のためだけにあるのではなく、生きている人が集い、生きている人のためにある。「ゆりかごから墓場まで」という言葉があるが、本当に、人生の最初から、最後まで、その先まで、共にあるのが本当のお寺。言葉が足りないかなぁ。真実の仏教とは、本当にありがたいのだ。
 今日、こうして「お寺」を選んで、お参りしてくださったこと。本当に、本当に、ありがたい。全身全霊で、亮太くんの御礼とご祈願を言上し、御題目をお唱えさせていただいた。ありがたかった。こっちの方が、泣けてくる。感動する。命の大切さを痛感し、子どもたちの健康や病気からの回復を毎日ご祈願し、無常も感じている中での初参りだったから。うれしかった。
 朝参詣から御講までの時間は御法門の確認。10時に出発して10時半の御講。続いて13時からの御講。お寺に戻ったのが15時くらいで15時半から初参りのご奉公だった。小さな亮太くんを抱かせていただいて、初参り。抱っこさせてくれて、ありがとう。うれしかった。命を、感じた。ありがたい。

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