2009年7月20日月曜日

さらに、御利益は続く…

 さらに、さらに、この開導会では、「現証の御利益」が続くわけで、本当に有難いと感じている次第。
 藤本御導師をお迎えし、ご供養のご接待、交流会をして妙深寺に帰ってきたところ、望ちゃんが報告してくれた。土曜日の第一座にお参詣された方(名前は伏せますね)から電話があったとのこと。本当に、御法門でお聞きしたとおり、現証の御利益をいただいた!と。
 第一座の御法門の詳細は8月号の妙深寺報に掲載することになるので内容は書かないが、御法門の最後に「この開導会の帰りの道から現証の御利益、サインは出ます。それに気づいて欲しい」と説かせていただいた。実際、今まで数え切れない方々が妙深寺から帰る道、その日、その時から、妙不可思議な体験をされている。私の経験上、特に、「初回限定御利益」と言って笑っているのだが、新しくご信心を始められた方が、圧倒的な確率で、この体験をする。
 逆に、「うそぉ、毎回お参詣しても、そんな経験ないわ」という方がいたら、そのサインが無いというのもサインなのである。もっと感受性を高めて、耳を澄まして、心を素直にしなければ。ご信心が落ちているかな?マンネリかな?そういう方は、「ご信心を改良しなさい」というサインであり、「今の信心の仕方は間違っていますよ」というサインなのである。
 御法門の最後でご紹介した御教歌。
「祈りても しるしなきこそ しるしなれ 祈る心に まことなければ」
 「しるし」というのは、私が言う「サイン」であると現代では捉えた方が分かりやすいと思う。「サインの無いのがサインだ」という。この御教歌では、「祈る心が本当じゃない」「祈る心に真実がない」と、素直に、御宝前に向かっていないじゃないか、真っ直ぐに御題目を唱えていないではないか、と教えてくださっている。
 いずれにしても、現証の御利益が速やかに顕れることこそ、佛立信心の真骨頂である。こちらの在り方次第で、御法さまは即座に応えてくださるということは間違いない。改良さえすれば、素直でありさえすれば、現証の御利益はお寺からの帰り道でいただける。
 お寺に連絡をいただいた内容は、帰り道で商店街の抽選をした、そうしたら何と「自転車が当たったんです!!」とのことだった。しかも、「8万円の自転車!」と。もう、本当にありがたい。「お忙しいと思ったのだけど、どうしてもお伝えしたくて」と仰っていたという。忙しいなんて、とんでもない。教えてくださって、元気出ました!本当に、ありがたい。
 この有難いお話は、ご奉公者のみなさんにお話しした。本当に、みんなで随喜させていただいた。
 そして、今日の朝。またまた、有難いことが。上星川教区の前田さんが朝参詣後のご供養場で声をかけてくださった。
 「御住職、昨日のお話ですけど、あの、自転車の。実は、私も昨日のご奉公の帰り、団地の抽選があったんですよ。それで、まさかなぁと思って、やってみたんだけど、なんと、三等賞が当たったんです。こんなこと、初めてで…。もう、本当にありがたいなぁって」
 いやはや、まいった。本当に、ありがたい。こんなに、続くなんて。あり得ない。
 しかし、ちょっと待って。確かに、続けて二人のお参詣者が抽選に当たったからといって、サマージャンボ宝くじの販売所に走らないでね(笑)。御利益は、書いたように「いいこと(僕らが考える)」だけじゃない。サインは、サインがあるのも、サインがないのも、サイン(汗)。とにかく、何よりも「大切なこと」に「気づく」ための「サイン」なのだから。こうして、私たちに分かりやすいように、御法さまが二人の方を通じて、御法のお力の尊さを教えてくださったのだと思う。だから、お二人が得たことによって、「信心してりゃ、抽選に当たる」と思うのは、やや短絡的(笑)。それだけじゃない。
 とにかく、開導会を通じて、本当に「現証の御利益」を知って、見て、感じられたことが、何よりの「現証の御利益」「サイン」「おはからい」だった。ありがたい。

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