2009年7月17日金曜日

妙深寺駐車場の完成

 妙深寺には森がある。「ふれあいの森」という。もともと隣接していた雑木林だった。そこには、たくさんの鳥や虫が住んでいて、四季を通じていろいろな顔を見せてくれる。
 夏になると、クワガタやカブトムシがたくさん出てくる(最近、カラスに食べられていて、くやしい。朝になるとかわいそうな残骸が残っている。食べているのを見ると追い払うのだが)。横浜の中心に近いのに、こんな素敵な森が残っている。三ツ沢公園まで行くと少し木々はあるのだが、「雑木林」というのは本当にめずらしくなってしまった。
 この森を購入させていただいたのは今から5年ほど前だろうか。近所が次々に宅地開発されており、いよいよここも開発されてしまうのだろうかと心配した。妙深寺が建つ丘の一面なのだから、ここが宅地になってしまったら大変なことになる。三ツ沢上町の町内会の方からも、「ぜひとも、妙深寺で!」と励まされてしまった。本当に、ここで緑が消えたら、さみしいのだ。雑木林、大切なんだ。
 妙深寺の幹部の方々、お役中みんなで検討し、ご信者みなさまからたくさんの御有志をお預かりして、求めさせていただいた。これも、妙深寺の歴史の中で忘れることのできない画期的なご奉公だった。
 妙深寺の森になってからは、公募した中から選んで「ふれあいの森」というネーミングになった。遊歩道が出来て、木には小鳥たちの巣箱をつけた。一つ一つの木に「くぬぎ」「さくら」など木の名前を記したプレートも付けたり、いつも綺麗な歌声を聞かせてくれる小鳥たちのために「うぐいす」などと書いたプレートも木にかけさせてもらった。
 本当に、境内地に隣接した森があるということは有難い。この森が、妙深寺の森となってくれてよかった(涙)。
 子どもたちが生き生きと遊んでくれている。今度、薫化会で、「妙深寺 いきもの図鑑」を作ってくれたらと思っている。木、鳥、虫、いろいろな生き物が生きている森であることを、お寺で学んでくれたらなぁと思う。絵や、写真で、生き物を観察して、撮ってくれたらなぁ、と。すごい図鑑になることは間違いない。何年かかってもいいから、作って欲しいな。進之介くんがいるから、このプロジェクトを進めてもらおう。
 さてさて、本題。この妙深寺の森が、このたび広がったのである。この「ふれあいの森」のさらに半分。第二本堂までは「横浜市」の土地で、事業が行われるまで触れられることのない土地になっていた。ここで、妙深寺の局長室のメンバーである奥山氏が横浜市と交渉してくださり、夏期参詣などでは特にご迷惑を掛けている駐車スペースのために道路沿いの部分を横浜市からお借りすることになった。これは、まさに画期的なことで、本当に、本当に、本当に、うれしかった。
 右に写真を掲載したが、大きさが分かるだろうか。斜めに駐車することになるのだが、約20台くらいの車が停められることになると思う。お参詣をしていただくには、ここに車を駐車して、森の中の道を歩いていただいて(気をつけて。森の中だから、当然道は悪いから)、本堂へ。素敵だなぁ。ありがたい。
 もちろん、ここに駐車していただくためには「妙深寺の駐車票」をボンネットに提示していただきたい。これは、ご信者さんであれば誰でも事務所でいただける「駐車票」で、記入していただくだけ。勝手な駐車を避けるために、奥山さんがパイロンとロープ(プラスチックのチェーンかな?)を買ってきてくださった。開導会に間に合わせるために、ご祈願をさせていただきながら、ご奉公に当たってくださった。森の土を出さないように、そのまま砂利を引き、ならしてくださった。綺麗な柵も出来た。
 今日の午後、準備ご奉公の中で、新しい駐車場に大きな看板が設置された。「妙深寺ふれあいの森~信徒専用 駐車場~」と。カブトムシや小鳥の絵まで入れてくれて。うれしいなぁ(涙)。
 これからも、大切に使わせていただきたい。ご信者さんのための、お参詣者のための、この場所。どんどん、使っていただきたい。そのためにも、たくさんのお参詣を。
 開導会が終わった翌週からの夏期参詣、朝参詣では大いに利用されるはずだ。大いに利用していただきたい。いま、朝はうぐいすの、綺麗な声が聞こえるから。うぐいすの声を聞きながら、森を歩いて、本堂へ。気持ちいいに決まってる。

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