2009年7月17日金曜日

第二本堂のカウンター

 ガラスのご宝前がある第二本堂の一階ロビー部分に、かねてから待望されてきた流し台を設置することができた。
 しかし、ここは病院の待合室やホテルのロビーのような空間で、突然キッチンや流し台が設置することなどできない。思い悩んでいたのだが、先日久しぶりにロビーに行き、壁際にいろいろなモノが積み上げられてしまっているのを見て、改修を決意した。
 開導会をお迎えするこのタイミングで、みなさまのリクエストをお聞きして流し台を設置しよう、と思い立った。そして、ロビーに流しが飛び出ているのもおかしいので、カウンターを作る。ボーズ・バーをやっているお寺だから、カウンターくらいなんてことない(笑)。
 これも、おはからいだと思う。そのカウンターにする板なのだが、先住が庫裡に作られた棚を外して保管してあった。「それを使えばカウンターになるのではないか?」とチノブからのコメントがあり、そのように決定。完成してみると、もう見事なカウンターになった。
 夏期参詣後は、この部屋でお参詣のみなさんがくつろぐ。ここで、いろいろなお話をしていただきたいと思って、お下がりのコーヒーもご用意していただいている。美味しいコーヒーが飲みたい人は、自動販売機もあるし、1杯飲むと数円がスリランカの義援金になるようになっている。ぜひぜひ、くつろいでいただいたい。
 それにしても、私が覚悟しているのはリフォーム人生だ。私が住職の時代では(いつまで続くか分からないが)、お寺の中に大きな建物などを作ることは不可能だと思っている。そういう時期じゃない。妙深寺は、ここまでご信者さんの御有志によって寺観を整えてこさせていただいてきた。今や経済状況も異なり、お恥ずかしながらご信者みなさまの高齢化もある。だから、あとは丁寧に、リフォームして、使わせていただいていくしかない。
 とにかく、丁寧に、「お寺のものは祖師のもの」を合い言葉に、もっと効率よく、もっと使いやすく、直したり、整えたりしてゆきたい。同時に、未来を担う方々をお育てしてゆく。いい種をたくさん蒔かせていただいて、来るべき時に素晴らしい法城が建立できますように。

0 件のコメント:

佛立アンバサダー・コレイア御導師の来寺

昨日はコレイア御導師に妙深寺までお越しいただき、朝一番のお総講から目一杯のご奉公を頂戴いたしました。 御法門はブラジルHBSの躍動を感じる新本堂建立へ向けたお話、ご帰寂のわずか1週間前に撮影された感動のインタビュー、リオデジャネイロのご信者さまの壮絶な体験談など、千載一遇、またと...