スリランカから来日し、語学留学生として妙深寺に寄宿をして日本語を勉強中のディリーパ君。彼は、学校の休日にお助行やお講などにもお参詣、ご奉公してくれている。お助行では、日本人顔負けの大きな声で流暢に「南無妙法蓮華経!」と御題目を唱え、お助行を受けた方も大感動! お講でも、お教化をしたお話や、霊の出る方のお宅へお助行に行かれたお話など、現証あらたかなスリランカのお話をたくさん聞かせくれる。妙深寺の教講一同、大いに刺激をもらっている。
そのディリーパが6月7日、神港教区の髙島席で奉修されたお講にもお参詣した。実は、平成19年10月、ディリーパ君のお父さんであるアベイさんと同じくスリランカ信徒のガマゲさんが来日され、妙深寺のご信者さんのお宅をお助行に回ってくださった。その時の一席が髙島さんのお宅だった。
お席主の髙島さんは、「お父さまに引き続いて息子さんまでお参詣してくださるなんて」と心から喜ばれ、御礼のごあいさつをされた。髙島さんは続いて、「一昨年、ディリーパ君のお父さまと、ガマゲさんがおいでくださったときに、私と永田さんでお二人に拍子木を贈らせていただきました。それで、今日ディリーパ君がお参詣くださったので、何も用意できていなかったのですが、急遽私が使っているものですが、お拍子木をプレゼントしたいと思い立ち、ここにお渡しさせていただきます。昨年スリランカに行かせていただいたときに、お父さまがプレゼントした拍子木を使ってくださっていたので、本当に嬉しかったです」と。
ディリーパ君も「ありがとうございます。スリランカには、佛立宗の正式な拍子木はあの二つしかないんです。他にもスリランカ製のものを作ったりしたのですが、やっぱり日本製のものは全然音が違うんです。あの拍子木を頂いてからは、僕やカスン(スリランカ青年信徒)は、スリランカのあらゆる口唱会やご奉公で使わせていただいています」と言い、感動的な会話が交わされた。
本当に、こういう出会いや交わす心と心が、ありがたい。ありがたい御講だった。
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