妙深寺の境内には小さな、さまざまな花が咲いている。
この花の名前は「ユキノシタ」。私も黒崎さんに教えていただくまでは知らなかった。妙深寺の法城護持をしてくださる方々は、新設された施設部で10名以上が森や池、境内地の草木などを丁寧に剪定してくださっているのだが、中でも黒崎さんは細かく配慮をしてくださっていて、小さな小さな季節の花を、そっと育ててくださっている。
黒崎(とし子)さんは、地域で子どもたちのために「食育教室」もされていて、共働きのご家庭で、一人でしかご飯を食べられない子どもたちを集め、お食事を作ったり、食べたり、食べながらマナーを教えたり、心と心のふれあいで丁寧に子どもと触れあっている。我が家の子どもも、昨日はとし子さんにお世話になって、ウォーター・ペインティングを勉強させてもらっていた。まさに、「情操教育」のなんたるかを教えていただいている。
子どもたちと丁寧に触れあうように、草木と会話するかのように育てているとし子さん。境内地の小さな石の間を見てみると、「ユキノシタ」のように素晴らしい花を見つけることが出来るのも、とし子さんのお陰なのだ。
昨日の雨から一転して快晴となった今日。今日は施設部の方々が全員出仕してくださり、境内地を丁寧に剪定してくださる予定だ。既に何人かの方々がお参詣されている。有難い。森に「妙深寺」の大きな看板も立ててくれるという。
子どもたちもお参詣しているので、受付のロビーから子どもたちの遊んでいる声が聞こえている。
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