2007年5月29日火曜日

止暇断眠の教えに、

 1時間ほどの睡眠であったが、熟睡できた。有難い。

 教務室に行くと、ほぼ寺報が完成していた。今月は新たに組織された事務局の発足を中心に、事務局長のコメント、日博上人の訓辞を掲載。巻頭言は「口は幸せの元」と題して書かせていただいた。また、妙深寺報の特徴は、「ご信者の数だけヒーローがいる」を合い言葉にしたご信者一人一人の生の声である。「菩薩の声シリーズ」として今月も6人(家族)の声を掲載させていただいた。毎月、「今までで最高の出来だ」と教務同士で喜んでいるから、私たちは幸せ者である。しかし、朝までの作業はキツイ。

 6:15分。清従が「受持教区の部長さんから連絡がありまして、お亡くなりになったご信者がおられるとのことでした」と私に報告。朝参詣に部長さんがお参詣され、そこで詳しくお話を聞き、そのまま枕経に向かうのだろう。徹夜だったので身体が心配だ。

 それでも、日々にご弘通ご奉公をさせていただいている実感を味わえることは、この上ない喜びである。お看経から離れず、御妙判・御聖教・御指南を身に当てて拝読し、御法門を説かせていただき、御講・お助行のご奉公、何より人に出会ってご奉公できること、御題目を共にお唱えできること、そして一人一人が現証のご利益を感得し、サインを見つけ、一歩一歩、着実に人間としての器を広げ、人のせいにしなくなり、誰かのために祈り、ご奉公できる菩薩・ご弘通の器へとなられていくこと。一つ一つのご奉公の積み重ねでこれが実感できる。これほど嬉しいことはない。

 お祖師さまは富木殿御書に、
「我が門家は夜は眠を断ち、昼は暇を止め之を案ぜよ。一生空しく過して万歳悔ゆること勿れ。恐恐謹言。八月二十三日 日蓮花押」
とお諭しになられている。

「我が門家」とは、私たちのことである。眠りを断ち、暇を止めて、ご奉公させていただかなければ勿体ない。

 あぁ、有難い(あぁ、眠い)。有難い。

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