今朝も憲史くんは開門参詣。偉い!よくぞ、三日坊主にならなかった。
私たちの心はとても弱いから、1ヶ月のお参詣であれば、やはり3日目、10日目などに大きな疲れというか、やる気がなくなるというか、「なんで俺、こんなことやってるんだ」という気持ちが起こって、続けられなくなることがある。お看経でも、一万遍(4~5時間の御題目口唱)でも1時間半くらいになると大きな壁があるように思う。しかし、どちらもその壁を乗り越えるとバーッと開けていくというか、視界が変わってくる。気持ちがまったく別の次元、清々しいところに行く。
今日は月曜日だ。お仕事の方(色々な業種の方がおられるから一概には言えないが)は、一週間のお仕事の始まり。そういう月曜日に開門参詣してスタートを切る憲史くん。有難い。
お仕事に忙しい方々は、週末にお寺にお参詣し、ご奉公くださる。社会で活躍されている方のご奉公だから、非常に内容も濃く、有難い。同時に、私はそういう方が、お仕事をスタートする月曜日にお寺にお参詣されているのを見ると、ことさら安心したり、有難く思う。
というのは、ご信心がその方にとって生活と密着したものであり、欠かさず御法さまが守ってくださると確信できるからである。もちろん、お参詣をせずとも、お仕事に行かれる前は自宅の御宝前で手を合わせ、お看経をして出られていると思うが。いずれにしても、月曜日の朝参詣は気持ちが良い。お参詣者のお顔を拝見して、とても安堵するし、有難いと思うのだ。
日本人の自殺はテロとの戦いより激しく、厳しい。一年間でイラク戦争で亡くなった一般市民の方に匹敵する3万5千人の方が日本では自殺している。これはもやは戦争である。爆弾や銃を使わない戦争を日本はしているのと同じである。ビジネスというフィールド、会社や学校、人間同士の戦いで。
その自殺は統計上月曜日に集中している。男性は月曜日の明け方、女性は月曜日の午後。男性は会社に行くか、行けるか、行かねばならぬかを悩みに悩み、夜が明けることに絶望して自殺する人が多いという。そして、女性は男性よりも強いのか、一度は会社や学校に行ってみる。そして、午前中にいろいろな人や物を見て、やはりダメだと絶望し、午後に自殺してしまうというのだ。
だからという訳ではないが、宗教者として月曜日の朝のお参詣を、心から有難く思う。
2007年5月21日月曜日
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