2010年9月12日日曜日

これほどの悦びを笑えかし

739年目の、龍ノ口のご法難記念日が終わろうとしています。

「これほどの悦びを笑えかし」

明後日、14日からスリランカ。準備しなければ。フライト前にも御講が二席。明日、御講三席。

今日、一万遍口唱会の最中、良風寺の通信に掲載されていた文章を思い返して、ただ、涙、涙、でした。良風寺の、元青年会長が書かれた文章とのこと。思い返して、ただ、泣きました。以下、載せさせてください。このご信心、この想い。

「9月12日は竜口法難報恩終日口唱会です。会員の皆さんは必ず参詣して精一杯御題目口唱をさせていただきましょう。

僕は竜口御法難と立教開宗の報恩終日口唱会が好きでした。藤本御導師のあの火の出るような御看経。つられるように引き込まれるように御題目を上げさせていただくことができ、熱気を帯びた本堂の雰囲気が何とも言えず心地の良いものでした。

時に導師座を下りて叩かれる法鼓も圧巻でした。
「こうやって叩きますねんで」
とその背中は慈悲深く、
「まだまだ青年会には負けませんで」
とニヤッとされているようでもありました。しかも、それはそんな目に見えるお姿だけではありませんでした。

御宝前に向かっては熱祷を捧げられながら、お祖師さまの艱難辛苦のご弘通を偲び奉って流される涙。我ら末法凡夫のために命懸けで御題目をお遺し下さったことへの感謝の涙。そして、お祖師さまのご奉公に比べて十分なご奉公がさせていただいていない、勿体ない、申し訳ない、とのお懺悔の涙をいつも流されたのでした。

もう藤本御導師にお会いすることは叶いませんが、御題目口唱を通してお話させていただくことはできます。

この竜口終日口唱会で熱祷を捧げさせていただき、寂光の御導師に届けさせていただしましょう。」

この方の想いを、少しでも感じさせていただこうと、お看経をさせていただきました。ただ、涙でした。

龍ノ口でのお祖師さまのお言葉。泣すがる弟子信徒に対して、「これほどの悦びを笑えかし」と。

分かってないです、ご信心が、まだ。レベルが低い。

磨き直して、一からやり直して、ご信心の改良です。

また、御導師に教えていただいております。

ありがとうございます。

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